目次
PG、SE、PMの違い
プログラマー(PG)
プログラムコードを書いてシステムを開発する
「エンジニア」というと、プログラミングをしているイメージがありますが、
それを行なっているのは、実はプログラマーです。
家を建てる工程でいうと、実際に組み立てる作業をしている職人さんですね。
プログラマーの作業としては、ほぼ「プログラミング」だけです。
・プログラミング
システムエンジニア(SE)
どのようにシステムを作っていくかの設計図を作る
エンジニアは、プログラマーがコードを書く前段階を担当しています。
家を建てる工程でいうと、設計図を作成する事になるので、
コードを書いてプログラミングを担当することはあまりありません。
プログラマーとはまた違った能力が必要になってきます。
- どのようなシステムを作るのかお客さんと直接話をする
- プログラミングをするための設計書を作る
- プログラマー達をまとめる
どんなシステムを作るのか?決めていくために、お客さんと直接話をしていく必要があります。
この時、お客さん側はシステム開発に詳しくない事も多いです。
そのため、
- システム化するのは、どのくらい難しいのか?
- 期間は?
- 費用は?
- セキュリティは?
これらについては、システムエンジニアが担当して決めていきます。
実際の開発経験や技術がないと、話をする事自体難しいという事になります。
プロジェクトマネージャー(PM)
プロジェクト全体をまとめる最高責任者
プロジェクトの予算や人員などについて管理している人です。
基本的にプロジェクトマネージャーの上はいないと思っていただいて良いかと思います。
予算や工数、期限などの管理を担当して、
「開発自体が問題なく進んでいるか」という部分に責任を持ちます。
つまり、エンジニアやプログラマーの管理ですね。
しかし、案件や会社によって、プログラマーとエンジニアを明確に分けていない場合もあります。
プロジェクトマネージャーがプロジェクトリーダーを兼務することもあります。
そのため、一応、大まかな役割は決まってはいるけれど、そこまで厳密ではないということになります。
ちなみに、案件の規模が小さい場合は、メンバー3人しかいないと言うこともあります。
その場合こんな感じになります↓
実例あり!SEの現場ってこんな感じプロジェクトマネージャー(PM)とプロジェクトリーダー(PL)の違いは?
- PM:プロジェクト全体を管理する最高責任者(予算、工数、期限…)
→学校のクラスで言うと、担任の先生 - PL:メンバーをまとめる責任者(開発の進捗など)
→学校のクラスで言うと、各班の班長
プロジェクトリーダー(PL)は、どちらかというとエンジニア側のトップというイメージです。
年収
- プログラマー:約300万円〜600万円
- システムエンジニア:約400万円〜700万円
- プロジェクトマネージャー:約700万円〜1,000万円
技術力の高いプログラマーで、1,000万円以上稼いでいるケースもありますので、
あくまで一般的な目安となります。
私の新卒時の年収をこの記事で紹介しています。
エンジニアの年収公開!年収アップのコツは?難易度
プログラマー→システムエンジニア→プロジェクトマネージャー
一般的なキャリアアップの方法も
プログラマー→システムエンジニア→プロジェクトマネージャー
の順番になることが最も多いです。
しかし、プログラマーを飛ばして、システムエンジニアとして働いている方もいます。
コードが書けなかったとしてもシステムの仕組みを理解してさえいれば良いので、コミュニケーションに自信がある人や技術職ではなく管理職(プロジェクトマネージャー)を目指している方は、プログラマーを飛ばすという道もあります。
逆に、ずっと技術職(プログラマー)として働くという道もあります。
しかし、一般的にコードを書くプログラマーは新人や若手が担当することが多いです。
給与もやはり、SEやPMに比べるとPGは低くなりますが、例外があります。
それは、
他と比べて圧倒的な差で開発力がある人
こうなると話は別です。
技術職は、自分の努力次第でどこまでもスキルが伸びるので、開発力さえあれば年収はどこまでも伸びます。
しかし、「ちょっとできるくらい」ではなく「圧倒的な差」でできなければいけません。
実際のところ、プログラマー一筋というのは結構難しいです。
システムエンジニアとして活躍できるようになるのが、おすすめではあります。
そのためにも、エンジニアはコミュニケーション能力を高めておく必要があります。
新人エンジニアに求められる意外な3つのスキル