こんにちは
今回はSalesforceが提供する『EinsteinBot』の構築について、設定手順を書いていきます。
Salesforceに直接関係無いという方も、コーディングを伴うことなく
誰でも、無料で、簡単に(手順を全て書くので)自動応答ボットが作成できるのです。
EinsteinBotってなに?
EinsteinBot とはSalesforceの人工知能「アインシュタイン」が
顧客からの問い合わせに自動で応答してくれる機能になります。
具体的にはこんな感じの画面ですね。
この右下にある
このような画面で、好きな言葉を返すように自由に設定できます。
Salesforceのデベロッパー環境に構築していくのですが、
「developer環境?なんだそれは…?」
という方はこちらから無料で環境を取得できるので、まずは自分の環境をゲットしてください
一応、Salesforceデベロッパー環境の取得方法についての記事も載せておきますね^ ^
それでは、始めます!!…が、あまり説明は入れずにガンガン進めていくので、
写真の流れを信じて同じようにやってみてください。
チャットユーザの有効化
さっそく、Classicの画面です。(よくみるとボートに乗ったクマのコーディがアイコンになってます。記事を作成してたのが少々前になるので、もしかしたらバージョンアップで一部表示が変わっているかもしれません。)
まずクイック検索に「チャットの設定」と入力 →「チャットの設定」を選択
「チャットの有効化」にチェック ➡︎ 「保存」
「保存」を押すと「API情報」という欄が出てきますが、特に気にしなくて大丈夫です。
続いて、クイック検索に「ユーザ」と入力 ➡︎ 「ユーザ」選択
自分のユーザの「編集」ボタンをクリック
編集画面に「チャットユーザ」という項目があるのでチェックして、保存です。
チャットエージェントの設定
クイック検索に「チャットエージェントの設定」と入力して、「チャットエージェントの設定」を選択
「新規」クリック!
「チャットエージェント設定名」:Web Support Configuration(⬅︎実はここの名前はなんでもいいです)
API参照名:Web Support Configuration (自動で入力されます)
下にスクロールして、
選択済みのユーザ:自分
選択済みプロファイル:システム管理者
「保存」クリック
スキルの設定
クイック検索に「スキル」と入力 ➡︎ 「スキル」を選択
「新規」をクリック
「基本情報」の領域で
名前:Web Support
API参照名:Web_Support (自動で入力されます)
選択済みのユーザ:自分
選択すみプロファイル:システム管理者
「保存」クリック
チャットボタンと招待の設定
クイック検索に「招待」と入力 ➡︎ 「[チャット]ボタンと招待」を選択
「新規」をクリック
種別:チャットボタン
名前:Web Support Chat
API参照名:Web_Support_Chat
言語:日本語
下にスクロールして
選択されたスキル:Web Support
リリースの設定
クイック検索に「リリース」と入力 ➡︎ 「リリース」を選択
「新規」クリック
チャット機能のリリース名:Web Support Chat Deployment
API参照名:Web_Support_Chat_Deployment
[チャット]ウィンドウタイトル:Category 1 Biking「保存」クリック
アプリケーションの設定
クイック検索に「アプリケーション」と入力 ➡︎ 「アプリケーション」を選択
「サンプルコンソール」の編集ボタンをクリック
下にスクロールしていき、
「このアプリケーションにチャットを含める」にチェック
さらに下にスクロールしていき、
「プロファイルへの割り当て」で
システム管理者の「参照可能」にチェック
VisualforceのURLを設定
クイック検索に「visualforce」と入力 ➡︎ 「Visualforceページ」を選択
「新規」クリック
表示ラベル:Sample
名前:Sample
「保存」
URLの「https 〜 .com」までをコピー
コピーしたら、そのままクイック検索に「CORS」と入力 ➡︎ 「CORS」を選択
「新規」をクリック
先ほど、コピーしたVisualforceページのURLを
「オリジンのURLパターン」に貼り付けます
「保存」クリック
コミュニティの有効化
クイック検索に「コミュニティ」と入力 ➡︎ 「コミュニティ設定」を選択
「コミュニティを有効化」にチェック
「保存」
保存すると、「ドメイン名を選択してください」という領域が表示されるので、
ドメイン名:自由に決めてください(Sample-〇〇など)
「参加可能か調べる」をクリックしてOKなら
「成功しました。」と出るので
「保存」クリック
ポップアップで以下のような表示が出るのでOKをクリック
「新規コミュニティ」をクリック
以下のような画面に移るので、「カスタマーサービス」を選択
「使用を開始する」をクリック
名前:自由に決めてください(ここは本当に適当で大丈夫です)
「作成」
すると、「しばらくお待ちください」と表示され、、、
次のような画面に遷移するので、
左上の「コミュニティワークスペース」をクリックして、「ビルダー」をクリック!
また画面が遷移します
「コミュニティビルダーへようこそ」と出ますが、× で消してしまいましょう
左上のカミナリのようなマークをクリックして、少し下にスクロールすると、
「組み込みサービスチャット」というのが出てくるので、
こちらを写真の位置らへんにドラッグ&ドロップしてください
右上に「公開」とあるのでクリック
「公開」とクリック
「了解」クリック
Lightning組み込みサービスの設定
Classicのホーム画面の上にある「Lightning Experienceに切り替え」をクリック
Lightningの画面に切り替わるので、右上にある歯車のマークから「設定」をクリック
クイック検索に「組み込みサービス」と入力 ➡︎ 「組み込みサービス(旧称 Snap-in)」を選択
「新規リリース」クリック
組み込みサービスリリース名:Chat Deployment
API参照名:Chat_Deployment
サイトエンドポイント:Site
「保存」
「チャットの設定」の「開始」をクリック
チャット機能のリリース:Web Support Chat Deployment
[チャット]ボタン:Web Support Chat「保存」
もう一度コミュニティの設定へ
クイック検索に「コミュニティ」と入力 ➡︎ 「すべてのコミュニティ」を選択
「ビルダー」をクリック
先ほど、ドラッグ&ドロップしたところをクリックすると、
右側に「組み込みサービスチャット」というのが現れます。
「チャットリリース」をクリックして「Chat_Deployment」を選択します
すると、、、!!
こんなエラーが出たかと思います。
こちらのエラーは今から対処するので、一旦OKで閉じてしまいましょう。
左側にある歯車マークから「セキュリティ」を選択して、
「厳格なCSP: 〜 」というのをクリック
すると、「インラインスクリプトと、〜…」というのが出てくるので、こちらに変更してください
「許可」をクリック
すると、またこのエラーが出てきます。
今回はこのエラーの「https: 〜 .com」までをコピーします
一旦、OKで閉じます
「セキュリティ」の下の方にある「信頼済みサイトを追加」をクリック
名前:適当に「信頼済みサイト」と入力してください(なんでもOKです)
URL:コピーしたURLを貼り付ける
「サイトを追加」クリック
おつかれさまでした!
次回、Einsteinボットの具体的な設定方法について書いていけたらと思います!