本職はエンジニアですが、関わっている案件が金融系のため急遽、
証券外務員の資格を取ることになりました。
この試験自体は比較的優しい部類に入るようですが、それでもまぁ、しっかり対策しないと落ちますよね。
一応なんとか2週間で合格できたわけですが、
- どんな勉強法で?
- 使ったテキストは?
などについて紹介していきます!
注意点
注意点としては、
でも紹介しているように
とにかく短期間での資格取得を最優先としている場合の方法となります。
資格の勉強を通して、業務で使える知識もしっかりつけたい!
という場合は、あまりおすすめできない部分もあります。
この点だけは、ご了承ください…。笑
使った参考書
今回、買った参考書は、ズバリこれだけです。
そう、問題集だけです。
テキスト(教科書)の方は買いませんでした。
テキストを買わなかった理由は、
- テキストをどれだけ読み込んでも、問題が解けないと意味がないから。
- 問題集の「解説」でも十分。わからなければ調べる。
- 単純に時間が無かったから。笑
(しかし、余裕があったらテキストも手元に置いておくと勉強しやすいのは間違いないです!)
一つずつ、補足していきます。↓
①問題が解けないと意味がない?
今回の目標は「試験に合格すること」です。
当たり前ですが、テキストをしっかり読んで理解できたとしても、問題が解けないと落ちますよね。
いや、でもテキスト読んで理解できたら問題も解けるじゃないか!
というと、これは必ずしもそうではないかなと思います。
実際に問題で聞かれることは、結構細かい内容もあります。
例)↓
- 復興特別所得税は15.315%だよ
- 大量保有報告書の縦覧期間は10年じゃなくて、5年間だよ
- 内閣総理大臣の認可じゃなくて、登録だよ
5年とか10年とか細か!
何だよ15.315%って!
って感じですが、良く試験に出ます。
このように、テキストを完璧に理解すると問題も解けるようになる。
というのは、なかなか厳しいのではないでしょうか?
完璧に理解できなくても、実際に試験に出るところだけ押さえておけば問題ありません。
そして、その実際に試験に出るところこそ、問題集に載っているのです。
②問題集の「解説」だけで十分?
中には、あっさりとしすぎて良くわからない説明もあります。
しかし、重要ポイントを凝縮して解説してくれているので、
テキストには色々買いてありますけど、結局試験で必要になるのは(出題されるポイント)ここですよ!
と教えてくれているものでもあります。
テキストの解説でわからなければ、ネットで意味を調べると言う方法を使うと特に問題ないですよね。
テキストを持っている方は、辞書代わりに使うと良いのかなと思います。
③でもテキスト無しじゃ、ほとんど×じゃない….?
これに関しては、その通りです。
最初はほとんど、というか全問間違いになってもおかしくありません。
だって、勉強せずいきなり問題解いているんですからね。笑
でも大丈夫です。
普通、過去問って2回、3回と繰り返して解きますよね。
何回目になるかわからないですが、その何回目かで正解できれば問題ないのです。
もっと言うと、試験当日までに正解できるようになっていれば大丈夫です。
なので、問題を覚える勢いで繰り返し解いて解いて解きまくるのです。
すると、
なるほど、ここはこう言うひっかけ方してくるんだな。
と言うパターンが見えてきます。
最初はちょっと心が折れますが、すぐ解けるようになるのでご安心を。
勉強スケジュール
今回の勉強期間は2週間だったのですが、どんなスケジュールだったのか紹介しておきます。
まず、
うかる! 証券外務員一種 必修問題集 2021-2022年版 (日本経済新聞出版)の参考書は全部で14章です。
オラクルマスターブロンズに1ヶ月で合格した攻略法!でも同じ方法を取りましたが、
単純に一日1章進めていけば、2週間で終わります。
しかし、見直しの期間とかも含めるともう少しペースを上げた方が良いですよね。
そこで、1章は大体何ページくらいなのか数えてみると20ページくらいです。
しかも半分は解説です。問題数で言うと、50〜100問前後です。
ここで、またこの考え方です。
1日24時間全部使って良いので、多くて100問を解ききってください
と言われて、絶対に無理でしょうか?
実際、1問にかかる時間って解説読んでも1分もかからないですよ。
たぶん、1時間以内には終わります。短いと50問くらいしかないですからね。
であれば、頑張れば1日で3章ずつくらいは進められます。
これができれば1週間以内に、とりあえず1周することができます。
迷ったとき正答率を上げるテクニック
ここからは、資格試験で使えるテクニックを紹介します。
これ知っておくとマジで強いです。笑
断定している表現は×である確率が高い
- いかなる時も〇〇
- 必ず〇〇される
- 〇〇する事は無い
このような表現は注意が必要です。
「〇〇することはない」とサラッと書いてありますが、ちょっと言い換えると、
「どんな事があっても一つの例外もなく100%絶対にダメです」と言っているのと同じですよね。
法律系の問題だと、大体何か一つくらいは例外があるものです。
しかし逆に「必ず〇〇である」が正解の場合もあります。
これは、あまりないパターンなので良く問われる事があるので気をつけた方がいいですね。
まぁ、結局は全部把握しておく必要があるのですが、
迷った時は「絶対に」と断定しているものは怪しんだ方が良いですね。
長い文章は全部読まなくて良い。
4、5行くらいの長い問題の場合は、
冒頭読んだらすぐに最後に何が書いてあるのか確認してみた方が良いと思います。
理由は、
前半にどれだけ正しいことが書いてあっても最後が間違っていたらその問題は×です。
出題者の立場にしてみたら、時間をかけさせたいですよね。
最後を軽く確認してみて合ってそうであれば、じっくり読んでみると良いかも知れません!
計算問題は適当に割ったりしてみると、答えが出ることがある
証券外務員の試験は、結構多くの公式を覚える必要が出てきます。
- 何から何を割るんだっけ?
- 何から何を引くんだっけ?
と、わからなくなった時、
とりあえず適当に問題文の数値を割ったり引いたりしてみてください。
すると、意外に出てきた答えが偶然選択肢にある!なんてこともあります。
もちろん、意味を理解して解けることが理想ですが、
5分の1の確率で適当に選ぶくらいなら当てはめて計算してみた方が良いです。
実際の試験では、パソコンの画面上で電卓が使えるので、とにかく色々試して最後まで諦めないでみてください。
さいごに
証券外務員の試験は「けっこう簡単」と言われますが、昔に比べて難しくなってきているらしいです。
周りの人が、
証券外務員なんて簡単だよ。2週間あれば余裕だよ
このようなことを言っていてもあまり気にしない方が良いと思います。
しっかり対策しないと普通に落ちる試験ですので。
2週間で試験を受けましたが、今回も正直キツかったです。笑
今回は「試験に受かるために」を中心に書いてきましたが、
できれば受かることだけではなく業務で使える知識として習得できると良いですよね。